南国フルーツ|タイフルーツの種類とシーズン

フルーツ

南国タイは、フルーツ大国としても有名で、日本ではなかなかお目にかかれないいろいろなフルーツを食べることもあります。人気のフルーツや町や市場などで見たことあるけど、まだ食べたことないとフルーツなどタイにあるおいしいフルーツをシーズンごとにまとめてみました。

雨季(6~10月)においしいフルーツ

マンゴスチン(マンクッ)

マンゴスチンは、果実の女王と呼ばれ、女性に人気のあるフルーツの一つです。果肉にはコレステロールを下げる効果があります。

マンゴスチンの皮には、キサントンが含まれ、抗酸化効果があると言われ、お茶などにして飲まれたりします。

ドラゴンフルーツ(ゲーオマンゴン)

見た目がドラゴンのうろこのようなところから、ドラゴンフルーツと呼ばれていますが、見た目に対して女性にとってもいい成分がたくさん含まれています。

果実が白いものと赤いものの2種類が多く出回っています。赤い方がポリフェノールたっぷり含まれています。
ビタミンB群:糖質・脂質・たんぱく質の代謝アップさせるビタミンBやカリウム、葉酸などが含まれいます。

ライチ(リンチー)

日本語では、ライチ、タイ語ではリンチーと呼ばれ、タイの雨季を代表するフルーツの1つです。
リンチーの旬は、例年6月~7月頃ですが、リンチーが流通する期間は、ほんの2~3週間と非常に短く、

「そろそろ出回り始めたかな」と思った頃にはなくなってしまう、まさにマボロシのフルーツです。

リンチーは寒さを好むため、栽培はもっぱら北タイがメインで、チェンラーイ県、パヤオ県、チェンマイ県で栽培されています。
リンチーは、かの「楊貴妃」がこよなく愛したと言われており、白い果実の独特の甘味と酸味、なめらかが舌触りが特徴的です。

ジャックフルーツ(カヌン)

日本語ではパラミツと呼ばれているがあまり馴染みのない果物。重さが30kg以上になることもあり、世界最大のフルーツとギネスに認定されている。
皮を剥いて、中の果実を食べるが、酸味は少なく、水分も少なく、弾力が強いため、食感が肉に似ていると言われビーガンの間で人気になっている。

パッションフルーツ(サワロット)

パッションフルーツは、独特な中身の見た目でタイで人気のあるフルーツ。食べ方は実を半分に割っ、スプーンですくって食べます。酸味と甘味がバランスが絶妙で、南国らしいフルーツといえます。

シュガーアップル/釈迦頭(ノーイナー)

シュガーアップルは、ボコボコとした皮に覆われている果物。日本では見た目の形状から釈迦頭(シャカトウ)と呼ばれています。

こぶし大の大きさのシュガーアップルは、手で簡単に剥くことができるので、割って食べるたりします。中の白い果肉は甘くてまろやかな味わいで、食感はシャリシャリしてねっとり、フルーツという用よりもスイーツをいう感覚に近いかもしれません。別名でカスタードアップルと呼ばれるのがしっくりきます。

パパイヤ(マラゴー)

完熟したパパイヤはオレンジ色をしていて、柔らかくジューシーになります。甘さが強く、独特な発酵臭と若干の苦みを含有するのが特徴的です。

未完熟の青パパイヤは、タイ人のソウルフードのひとつでもあるソムタム(パパイヤサラダ)として食べられています。

ロンガン(ラムヤイ)

日本では、リュウガン(竜眼)と呼ばれていますが、日本では馴染みの少ないフルーツです。
ラムヤイは小枝に房のように果肉を実らせます。皮を剥くと白くゼリー状で、ライチにも似た形状です。中には大きめの黒い種があり、これが龍の目に例えて竜眼と呼ばれているようです。

乾季(11~3月)においしいフルーツ

有名なフルーツの旬ではなくなりますが、それでもタイならではのフルーツはありますので紹介してまいります。

タマリンド [มะขาม(マカーム)]

熱帯雨林地方で多く育てられ、タイやインドでは一般的に食されているフルーツです。タイではマカームと呼びますが、一般的には、タマリンドとして知られています。
果実は、褐色の乾燥した皮でおおわれており、パリっと割ると、更に濃い褐色の果実が出てきます。その中には、黒い種も入ってます。
フルーツというより豆類のような感じもしますが、味は、甘酸っぱく、例えるなら干し梅や干し柿に近いと思います。

そのまま食べることもありますが、独特の風味を生かして料理などに使われ、タマリンドソースとして、魚料理などでタイでは用いられます。

タマリンドの栄養成分

タマリンドは多くの栄養成分を含んでおり、欧米の健康志向の高い人たちにも似も人気のフルーツです。カルシウム、鉄、リン、カリウム、マンガンのミネラルが豊富に含まれており、特に鉄分は他フルーツよりも多く含まれているのが特長です。ビタミンや植物繊維も多くふくまれております。

タマリンドの効果

  1. 整腸作用や便秘改善
  2. 疲労回復効果
  3. 生活習慣病の予防 (血行促進や悪玉コレステロール低下)
  4. 新陳代謝アップ
  5. 免疫力アップ

グアバ [ฟรั่ง (ファラン)]

熱帯アメリカ原産の果物で、多くの品種がありますが、ファランとタイで呼ばれているグアバは、皮が薄い緑色で果肉の白い種類のものです。皮ごとカットしてそのまま食べることができます。芯の部分に種がありますが食べても構いませんが、固く歯を痛める場合があります。

タイ人にとっては味が足りないためか砂糖と唐辛子を混ぜた調味料をつけて食したりしますし、熟れていない固いグアバを使って、漬物やソムタムに入れて食べたりします。

ちなみにファラン(ฟรั่ง)とは同音異義で欧米人という意味もある。

ポメロ(ソムオー)

ソムオー(ポメロ)は大きめの柑橘フルーツで、酸味が少なく、甘さも強くないのが特徴です。大きいのでひとつ一つのプチプチの粒の食感を楽しめて、食べ始めるとクセになるフルーツで人気があります。皮が硬く剥きにくいので、スーパーや屋台では、皮が剥かれた状態ですぐに食べれるようになって売られている場合がほとんどです。
タイのスパイシーサラダ『ヤム』にこのソムオーを入れたヤムソムオーは、辛味と甘味が調和して絶妙な美味しさです。レストランで見かけたらぜひ注文してみてください。

ローズアップル(チョンプー)

チョンプーというと、タイ語の少しわかる方だとピンク色を意味かと思うかもしれませんが、少しアクセントが異なります。英語ではローズアップルとして、日本で見かけることはまずないフルーツでしょう。ピーマンっぽい形をしていますが、皮ごと食べれて、しゃりしゃりした食感は、りんごに確かにいているかもしれません。林檎よりもみずみずしく、甘みもあるので梨に近いような感じに思います。見かけたら是非トライしてみてください。

スイカ(テンモー)

タイのすいか「テンモー」は、日本でメジャーな球体と異なる、楕円形の種類を多くみかけます。
味は日本のものより甘味が少なく、あっさりした甘味と言ったところでしょうか、基本一年中食べられますが、暑いタイでは、水分補給としての果物としてもとても食べられており、スイカシェーク(テンモーパン)も色々なドリンクスタンドで飲むことができます。

暑季(3~5月)においしいフルーツ

マンゴー(マムアン)

タイでは100種類以上が栽培されており、その中でも人気なのは、ナムドークマイとマハチャノックではないでしょうか。いずれ甘味が強く、とろけるような食感で、日本人にも大人気です。
もち米にマンゴーをのせて、練乳をかけたデザート、カオニャオマムアンも定番なので是非食べてみてください。

ココナッツ(マプラーォ)

これをフルーツとして扱うかは難しいですが、タイの食文化に欠かせないものですね。ココナッツを割って飲むココナッツウォーターから、タイデザートやココナッツカレーなどのタイ料理など、あらゆる食の場面でココナッツは使われています。

食だけでなく、外の殻は乾燥して燃料と本当に万能な果物ですね。

ちなみにココナッツの内側の白いゼリー状を醤油とワサビで食べるとサーモンの刺身に似ていると、テレビでやっていました。

ランブータン(ンゴ)

見た目がなんとも特徴的で、トゲトゲした毛のようなものがある南国らしい果物です。マレー語の「毛」を意味するランブートから由来すると言われるランブータン。
皮を剥くとライチに似た半透明で味もライチに似た食感で、果汁は少なめで、果肉も少ししっかりとしています。

ドリアン(トゥーリアン)

フルーツの王様と称されるドリアン。
日本では、ドリアンは臭いというイメージから「美味しくない」と思う方もいますが、中国や東南アジアでは、とても人気で、高級果物です。
ドリアン好きは、ドリアンを「クリーミーなカスタード」「チーズケーキの味」と言ったりします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました